現在のお墓の問題と新しいスタイルのお墓｜一般社団法人 星月

こんにちは。

岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、

一般社団法人星月（せいげつ）です。

 

近年、お墓に対する考え方が大きく変わりつつあります。

日本で急速に進む少子高齢化、非婚化（おひとりさま）といった社会環境の変動とともに、ものやサービスに対する価値観も大きく様変わりし、その結果伝統的なお墓（納骨）を志向する人は少数派となっています。その一方で永代供養墓・納骨堂・樹木葬などの需要が増えています。

まずは新しい形のお墓のスタイルが増えることとなった要因でもある、現代におけるお墓の問題から見ていきたいと思います。

 

 

≪お墓の維持が難しくなっている理由≫

 

〇後継者がいない

少子高齢化や核家族化の進行により、お墓を継承できる人が途絶えてしまっています。もし継承者がいなくなってしまうと、お墓の永代使用権が取り消されてしまい「無縁墓」となってしまうこともあります。

 

〇管理料が負担になっている

お墓にかかる費用は、墓石を買ったら終わりというわけではありません。後継ぎがいる限りは、墓地を使用し続けられる権利である「永代使用権」を維持するため、緑地や水道など墓地の整備・維持管理のために使われる管理費を支払わなければなりません。

民間霊苑の管理費の相場は、年間５千円～１万５千円とされていますが、これらの費用が経済的な理由などで支払えないという場合もあります。

 

〇お墓が遠方にありお墓参りが難しい

都市部へ人口が集中し、故郷から遠い場所で生活しているという人でも珍しくない時代です。お墓が遠方にあると、お墓参りをしたり管理したりすることが難しくなってしまいます。また、帰省するごとに時間や交通費の負担が大きいため、次第にお墓参りという習慣と疎遠になってしまう可能性もあります。

 

〇お墓の面倒が見られない

少子化により将来的にお墓を守ってくれる人がいない家が増えています。１人っ子同士が結婚すると、１世帯で２つのお墓を守っていくことになります。仕事や結婚で生まれ育った地域を離れて、親と別々に暮らすことも多々あります。お墓の世話をしたくてもできない人が増えているのが現状です。

 

〇無縁墓の増加

お墓を継承した人が墓地から遠く離れている、高齢で体力がないまたは交通手段がない、お墓を継承する人がいないなどといった様々な理由から「無縁墓」が急増し、霊園や墓地の管理者にとっても大きな問題となっています。

 

 

 

ここまでは現代におけるお墓の問題について見てきました。

次にお墓に関する問題の解決策にもなっており、近年注目されている新しいお墓のスタイルについて見ていきたいと思います。

 

 

≪新しいお墓の種類≫

永代供養墓

最初の方に「後継ぎがいないお墓は、永代使用権を取り消されてしまう」とお話しましたが、永代供養はその問題を解決できる方法として近年注目されています。永代供養墓は、霊園やお寺が遺族に代わってお墓の管理や供養を行ってくれます。

 

樹木葬

樹木葬は、墓石の代わりに墓標として樹木を植えるタイプのお墓です。

遺骨は樹木の根元に埋葬しますが、骨壺にしまってから埋める方法と土に直接埋める方法があります。

里山のような自然豊かな場所に墓地があることも多く、明るく開放的な気分でお参りすることができます。

 

納骨堂

納骨堂は、故人の遺骨を納める場所を備えた施設です。もともとは墓石の中に納骨するまで一時的に遺骨を保管しておく場所でした。しかし、現在では新しいお墓のスタイルとして利用されることが増えており、納骨堂の規模も拡大しています。

納骨堂の運営は、自治体が運営するものから宗教法人・社団法人が運営するもの、さらにお寺が運営するものがあります。お寺が運営する納骨堂でも檀家になる必要はなく、宗派も問わない場合がほとんどです。ただし、契約の際に使用期間が設けられることも多く、期限が過ぎた場合は永代供養墓に合祀されるという流れが一般的です。

 

手元供養

手元供養は、自宅などで遺骨を手元に置いて故人を偲ぶという方法です。遺骨や遺灰すべてを持ち帰り保管する方法と、分骨して一部だけを手元に残しておく方法とがあります。「亡くなった人を身近に感じていたい」という、故人との繋がりを大切にしたいと感じている遺族の気持ちを形にしたものです。

自宅に仏壇がある場合は骨壷を用意して納める形が一般的ですが、最近では手元供養用のミニ仏壇や飾り棚が売られていることもあります。また、アクセサリーの中に遺骨を納めて、いつでも身に着けられるようにする方法もあります。

 

 

 

今回は、現代のお墓の問題と近年注目されている新しいお墓のスタイルに紹介しました。

新しいお墓のスタイルも出てきて、選択肢が増えお墓選びに迷ってしまう、自分に合ったものがどれなのか分からないとお悩みの方もいると思います。

そんな時はぜひ当社までご相談いただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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