お盆の由来|一般社団法人 星月
2024/08/06
こんにちは。
岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、
一般社団法人星月(せいげつ)です。
今年もお盆の時期が近づいて来ましたね。
この地域では8月のお盆が多いようですが、私の実家は7月がお盆。地方によって、お盆の時期はそれぞれです。
主に東京など一部の地域では、旧暦の日付をそのまま新暦に引継ぎ7月13日~7月16日に行わていて「七月盆」といいます。
その他の地域では、旧暦と新暦の季節のずれを考慮し、ちょうど一ヶ月遅らせた8月13日~8月16日に行われていて「八月盆」といいます。
日にちの他にも、意外と知られていない「お盆の知識」をご紹介いたします。
● お盆の由来
「お盆」は仏教の行事です。古くは奈良時代から行われており、仏教用語では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とか「盂蘭盆(うらぼん)」とも言われています。
盂蘭盆会は「お釈迦様の弟子の一人で、何もかも見通すことができる神通力を持っていた人物が、亡き母の姿をみたところ、母親が地獄で餓鬼道に落ちていて苦しんでいたため、お釈迦様の言葉に従ってその母親を救うために、多くの僧を前いて一心に供養したところ、たちどころに救われた」という由来で、盂蘭盆会経という経典の中に書かれているそうです。
このように、亡くなった先祖が地獄に落ちたりしないよう、もし落ちていたら救われるように始まったのが「お盆」という行事です。
● 盆提灯
盆提灯は、精霊棚の左右に(精霊棚を設けない地域ではお仏壇の左右に)お飾りする提灯のことです。「ご先祖様や亡くなられたご家族の霊が迷わず帰ってこられますように」と、目印としてお飾りします。
● 迎え火
迎え火は、お盆初日の夕暮れ時に、門前や玄関先でおがら(麻の茎の皮をはいで乾燥させたもの)を炊いて火を起こすことを指します。火を目印にして、立ち上る煙に乗ってご先祖様や故人が迷わずにお家に帰ってこられるよう行います。
● 送り火
送り火は、お盆最終日の夕暮れ時に、門前や玄関先でおがら(麻の茎の皮をはいで乾燥させたもの)を炊いて火を起こすことを指します。ご先祖様をお浄土に送り出すためのものです。地域によっては、送り火と同様の意味合いで燈籠を海や川へ流す「精霊流し」を行うこともあります。燈籠だけでなくお盆のお飾りやお供物を流すところもあり、この場合はご先祖様へそれらを持ち帰っていただくという意味合いになります。現在は規制もあり難しくなってきています。近所の公園、神社やお寺などへ持っていき、お焚き上げをしてくれこともありますので、自治体などに問い合わせてみるのもよいでしょう。
また自分で処理する際には、他のゴミと分ける配慮をもって、塩で清め、半紙など白い紙に包んで捨てるとよいでしょう。その場合、燃えるゴミ・燃えないゴミときちんと分別するようにしてください。
● 精霊馬・精霊牛
精霊馬・精霊牛は、ご先祖様があの世とこの世を行き来するときに使う乗り物として、私たちがご準備するものです。
キュウリは「ご先祖様が、お浄土から早く家に戻って来られるように」という意味を込めて、足の速い馬に見立てています。
一方でナスは「ご先祖様が景色を楽しみながら、ゆっくりとお浄土へ帰ってもらえるように」という心遣いから、歩くのが遅い牛として見立てているんです。
● 基本的なお供え
帰って来たご先祖様の魂をおもてなしするという意味合いでお供え物をするので、仏教や神道における「献上物」と言った意味合いとは少し異なります。
基本的にはあまり厳しい決まりごとがある訳ではなくご先祖様への感謝の気持ちが表せればよいので故人が好んでいた物をお供えするのもベターとされていますが、時期が夏場という事もあり腐りやすい物は避けるのが一般的です。よって、魚や生肉といった要冷蔵の食品は例え故人の好物であったとしてもお盆のお供え物しては向いていません。魚や生肉は「殺生」を連想させてしまう事からも仏教的にお供え物として好まれていないのです。
お盆の基本的な知識についてご紹介しました。地域による違いは多少あるものの、ご先祖様に感謝するという意味合いが込められているという点ではどれも同じです。
正しいお盆の習慣を身に着けて、ご先祖様への感謝の思いを伝えましょう。
お盆の時期は旅行などに出かける方も多いと思いますが、ご先祖様に対する感謝を忘れずに過ごせるといいですね。
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