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おひとりさまの『終活』でやるべきこと|一般社団法人 星月

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おひとりさまの『終活』でやるべきこと|一般社団法人 星月

おひとりさまの『終活』でやるべきこと|一般社団法人 星月

2024/08/21

こんにちは。

岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、

一般社団法人星月(せいげつ)です。

 

高齢化が進行しているに日本では、未婚率や離婚率の増加などの社会的背景から

高齢者のおひとりさまが増えています。

おひとりさまは、1人の時間を有意義に過ごし人生を謳歌できる一方、

自分の身に何かあった時は家族がいない分友人や知人に頼らざるをえません。

そのため、おひとりさまこそ『終活』がとても重要だといえます。

 

しかし、「何から始めたらいいのかわからない」「どのように進めていけばいいかわからない」などといったお悩みをお持ちの方もいると思います。

今回は、おひとりさまの『終活』でやるべきことを紹介したいと思います。

 

 

 

おひとりさまが『終活』で主にやるべきこと

 

〇生前整理(身辺整理)をする

生前整理(身辺整理)とは、生きているうちに身の回りの整理整頓をすることをいいます。

処分するものと残すものを決めたうえで、実際に不用品を処分すれば家の中がすっきり片付きます。また、家の中で、必要なものも探しやすくなります。

 

モノの整理整頓以外に、以下の項目も生前整理の対象になります。

●銀行のキャッシュカード、クレジットカード:預金口座などの情報と一緒にまとめておくことが大切です。

●保険・年金関係:書類を一式まとめたうえで、自分の死後に必要となる連絡先を書き残しておきましょう。

●デジタルデータ

 SNSのIDやパスワード、有料サービスの解約や写真や動画の整理などを指します。頻繁に利用していないサー

 ビスがあれば、解約しておきましょう。

●人間関係

 本当に気の合う人とだけ交流したり、SNS上の不要なつながりをブロックするなどのシンプル化がポイントで 

 す。

 

おひとりさまの『終活』における生前整理は、「断捨離」の意味合いが大きいでしょう。

「断捨離」とは、単にものを捨てるだけでなく「ものに執着せず生きる」という考え方を指します。

自分にとって「本当に必要なもの」に気づくことによって、その後の人生がより充実したものになります。

 

 

〇医療・介護の準備をしておく

おひとりさまの場合、同居家族がいない状態で病気になったり体が不自由になったりしたときに「その後、どのように過ごせばいいのか」という課題に向き合わなければなりません。

まずは自分の希望として、入りたい高齢者施設や終末医療などの意思を固めておきましょう。

 

厚生労働省の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(改定版)」によると、人生の最終段階における医療で本人が意思決定できない場合は、家族が本人にとって最善の方針をとることができるとされていますが、頼れる家族・親族などがいない場合には、長年の信頼関係を築いた友人に最善の選択を委ねられる可能性があります。

 

また、任意後見制度を利用して任意後見人を立て、判断能力が衰えたときのためにあらかじめ自分の希望を伝えておくことも大切です。

任意後見制度とは、判断力が低下した将来に備えて、自分の代わりにお金の管理などをしてもらえる任意後見人を選んでおく制度です。

契約内容も報酬額も自由に決めることができますが、任意後見人には死後の手続きを依頼することはできません。

 

 

〇身元保証人を探しておく

老人ホームへの入居や病院へ入院する際には、身元保証人が必要なケースが多いため事前に探しておくことが大切です。

身元保証人の役割は、緊急時の連絡先だけではなく、医療・介護施設の費用の支払いが滞った際は、本人に代わって支払う必要があります。

そのため、気心の知れた友人や知人には頼みづらいということもあるでしょう。

おひとりさまの高齢者で家族・親族がいない、または親族などに頼みづらい場合には身元保証サービスの利用を検討しましょう。

身元保証サービスの運営元には、営利を目的としない一般社団法人やNPO法人、民間企業などがあります。

 

 

〇自分の葬儀やお墓について決めておく

おひとりさまの『終活』では、葬儀やお墓についても自分で決めておく必要があります。希望の葬儀内容を葬儀社と生前契約するだけでなく、事前の支払いが可能なところもあります。

ただし、身寄りがいない場合、死後の手続きを委託するサービスの契約が必須なケースもあります。

お墓に関しては、後継者を必要としない「永代供養」を希望する方もいます。

「永代供養」とは、墓地や霊苑を管理しているお寺によって供養してもらえる形のものです。葬儀と同様に、生前契約が可能なので希望するお墓を選んでおくといいでしょう。

 

〇財産について確認し、遺言書を作成しておく

おひとりさまの『終活』では、財産の全体像をまとめることが大切です。

その際は、不動産や預貯金、有価証券などといったプラスの財産だけでなく、ローンなどの負債の財産も必要です。収支の把握は、財産管理を他者に依頼する際にも役立ちます。

 

相続人が不在で「療養看護をしてくれた人やNPO法人に財産を残したい」などの希望がある場合は、

遺言書を作成し、「遺贈」も検討します。

おひとりさまで遺言書がない場合、最終的に財産は手続きを経て国のものになります。

お世話になった方に遺贈を希望していても遺言書がないと、お世話になった方自身が家庭裁判所に対して特別縁故者に対する相続財産分与の申し立てをしなければならず、これも必ずしも認められるわけではありません。

そのため遺言書の存在は重要ですが、決められたルールに従って作成する必要があります。

 

 

〇エンディングノートにまとめて書く

エンディングノートとは、必要な情報を書き残しておくノートです。

上記で紹介してきた「生前整理でまとめた情報」「生前契約の内容」「財産の一覧」「身元保証人」「遺言書の有無」などをまとめておきましょう。

他にも以下のような情報について書いておくことが必要です。

・緊急時の連絡先

・個人情報

・ペット関連

 

個人情報には、氏名・生年月日・住所・電話番号・本籍、保険証、免許証、パスポート、家族構成、学歴・職歴、趣味・特技などを書いておきます。

ペット関連の情報には、ペットの名前、生年月日、性別、持病などを記載します。

おひとりさまが急に倒れたり亡くなったりすると、死後の手続きを託された人が判断しなければいけないため事細かな記載が大切です。

 

 

今は元気でも、この先何があるかわかりませんよね・・・

いつ来るかわからない『もしも』の時に備え、これからの人生を安心して送るためにも今元気なうちから『終活』について考えてみませんか?

『終活』について分からないことやご相談等ありましたら、お気軽にご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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