安心して迎えるための葬儀準備ガイド|一般社団法人 星月
2024/08/22
こんにちは。
岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、
一般社団法人星月(せいげつ)です。
葬儀は人生の中で避けることのできない瞬間であり、大切な人との最期の別れを迎えるための準備は慎重に行う必要があります。しかし、突然の出来事や心の整理がつかない中での葬儀準備は、誰にとっても困難なものです。今回は、安心して葬儀を迎えるための具体的な準備や心構え、必要な手続きについてご紹介します。
《終活と葬儀》
終活とは、「人生の終わりに向けての準備活動」を意味しています。死を恐れるだけではなく、限りある命を意識し、生活を整えることで、自分らしい最期を迎えようという前向きな活動なのです。
その中でも、葬儀の準備が大切と言われる理由は、葬儀の準備をしながら身の回りの整理もできるからです。
●亡くなった時に誰に連絡してほしいか・・・交友関係の整理
●葬儀の内容を決める・・・理想の最期を自分で決める気持ちの整理
●遺影の選定・・・パソコンや携帯電話のデータ整理、アルバム写真の整理
●葬儀費用の確認・・・自身の預貯金、保険など資産の整理
などなど、少しずつ準備をしていけば、自身の望む葬儀を実施してもらえる可能性が高まるだけでなく、
残される家族の負担も減り、スムーズに葬儀の準備ができるでしょう。
《具体的な葬儀準備》
【葬儀形式を決める】
葬儀の形式は主に3つあります。一般葬、家族葬、直葬です。
●一般葬
一般葬は、いわゆる世間一般でイメージされる葬儀のことです。通夜と告別式が2日に渡り行われ、職場の関係者や友人・知人など、故人とかかわりのあった方を多数招き、参列者は香典を包みます。祭壇の周りや会場の外には、お花や果物を飾ります。
●家族葬
家族葬は、家族や親族など近しい人に限定して行われることが多いです。ただ、家族葬の基準はご家族ごとに様々で、葬儀式は家族だけで行いたいが、葬儀の始まる前にお参りに来るのは可能なパターンや、会場には来ないでほしいが香典や供花・供物は受け付けるパターン、会場への参列者は制限しないが、香典や供花・供物はお断りするパターンなどなど。
●直葬
家族や近親者など数名で集まって行うことが多く、告別式や通夜式を執り行わず火葬のみの形式です。 火葬のみとはいえ、亡くなった後は24時間経過しないと、火葬はできないという法律があるため、それまでの時間は、納棺や身内でお別れ会をすることは可能です。また、火葬時に僧侶など宗教者を手配して、読経をしてもらうことも可能です。
【宗教を決める】
葬儀は、その家が信仰している宗教・宗派の形式で行うことが一般的です。多いのは仏教ですが、神式(神道)やキリスト教式(キリスト教)などもあります。
自身の信じる宗教と、家の信じる宗教が違う場合は、葬儀の際はどうするのかを事前に決めておくとよいでしょう。
無宗教の場合も同じです。特に宗教者を立てることなくお別れ会のような形式を希望するのか、やっぱり葬儀には僧侶に来てほしいので、葬儀社などに葬儀の時だけお付き合いができる寺院がないか紹介を依頼するなど、どうするのか事前に決めておくことが大切です。
【連絡して欲しい人を決める】
一般の参列をお断りした家族葬以外で、葬儀の規模を決めるのは「誰に連絡をするのか」で決まります。
自身が連絡して欲しい人をまとめるとともに、どのような関係の人かも記すことで大体の葬儀の規模の予想ができます。定年後だったとしても、仲が良かった会社の同僚の一人に連絡して欲しいとなったら、おそらくもっと多くの同僚の方や後輩の方々が参列することになるでしょうし、勤めていた会社からは供花や電報が届くでしょう。参列者の数を予想することで、それに見合った大きさの葬儀会場を探すことも可能になります。
【遺影写真を決める】
近年、終活の取り組みとして増加傾向にあるのが、遺影写真の撮影です。まだ元気なうちに、きれいな状態の遺影を残しておくのは、自身にとっても残される家族にとってもよいことでしょう。遺影の準備がないと、故人が亡くなり、通夜の準備をするまでのわずかな時間でアルバムやパソコンのデータをひっくり返し、写真を探さなければいけません。
いざ探してみると、正面をむいて、笑顔で、画質もよい写真がなかなか見つからない……となることも多いです。また、いい写真が見つかったけど、もう何年も前の写真で、今の雰囲気とは少し違うということもあります。そのような事態を防ぐためにも、自身でアルバムなどを見返して写真を決めておくか、納得するものが見つからない場合は撮影も検討してみましょう。
《費用の準備》
今のうちからにできる葬儀準備でもっとも重要なのは、費用の確保・準備かもしれません。もちろん規模にもよりますが、一般的には100万円~300万円程度がかかると言われています。これには、式場の使用料や祭壇、遺影写真、供物、スタッフの人件費などが含まれ、この他に宗教者へ納める費用も発生します。
一番シンプルなのは、銀行や信用金庫に預金として保管する方法ですが、預金口座の名義人が亡くなると、口座は一時的に凍結され、口座凍結を解凍するには、遺産相続権をもつすべての遺族の賛同が必要です。
しかし2019年7月の法改正により、遺産相続権をもつすべての人の同意がなくとも、1人の相続人の判断で、故人の口座から現金を引き出せるようになりました。この場合、引き出せる上限金額は、「ひとつの金融機関から150万円以内かつ法定相続金額の1/3以内」です。
他の方法としては、事前に葬儀社と生前契約を結んで費用をあらかじめ納めておく方法や、葬儀保険に入るという方法もあります。
費用や預貯金に関しても家族に伝わるように、エンディングノートなどに記入しておくようにしましょう。
終活は人生の最終段階を見据えた大切な準備ですが、その過程では心の準備も欠かせません。最初から葬儀の準備をする!という気持ちではなく、自身の連絡帳やアルバムなどを整理することで、自分の気持ちも整理することができるかもしれません。そうすることで、これからの人生をどのように過ごすのか考える余裕が生まれ、より有意義に過ごしていけることでしょう。
星月では葬儀のご相談も承っております。身寄りがなくて不安という方も、お気軽にご連絡ください(^^)
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