正しく加湿器を使用して風邪予防！｜一般社団法人 星月
2024/12/12
こんにちは。
岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、
一般社団法人星月（せいげつ）です。
寒くなってきて、暖房をつけたら喉の調子が・・・なんてことありませんか？
風邪は万病のもとです！風邪がきっかけで免疫力が低くなっている時には、
他の病気にもなりやすいからです。
せっかく加湿器を持っていても、しっかりメンテナンスをしないと、
カビをまき散らす機械になってしまうので、きれいに掃除してから使用しましょう！！
《加湿器の水垢》
加湿器を使っていると、水が触れる部分にいつのまにか水垢が付いてしまいます。
加湿器に入れる水道水には塩素やカルシウム、ミネラルなどのさまざまな成分が含まれているため、
それらが水垢となってフィルターに付着すると、嫌なニオイが発生することがあります。
また、水垢によってフィルターの目が詰まり加湿能力が落ちます。
《加湿器に潜む菌》
さまざまな雑菌の中でも注意が必要な雑菌のひとつがレジオネラ菌です。
レジオネラ菌は土の中など自然界に存在する菌で、自然界にある分には問題ありません。
しかしお湯を循環させる方式のお風呂や噴水、そして加湿器など、人工の環境下で増殖しやすく、
水や設備が衛生的に保たれていない場合に特に増殖します。
レジオネラ菌をたくさん吸い込むと、肺炎などの重篤な症状を引き起こすことがあり、
死亡するケースもあります。特に体力がない子どもや、高齢者は感染しやすいため、
加湿器を清潔に保って菌が発生しないように注意しましょう。
《加湿器の種類》
加湿器にはいろいろな種類があり、それぞれ水を空気中に放出する方法が違います。
◉超音波式
加湿器の中で最も汚れやすいのが超音波式の加湿器です。
デザイン性が高くおしゃれな見た目のものが多いのが特徴で、値段もリーズナブルです。
タンクの水を超音波で細かい粒子に変え、細かい粒子を空気中に放出するため、
水に雑菌が混じっていると、そのまま雑菌混じりの粒子が出てくるため、こまめな掃除が必要です。
◉気化式
水をフィルターに吸わせ、風を送ることにより湿った空気を放出します。電気代が安いのがメリットです。
フィルターが常に水を含む状態となるため、こまめに水を変えてフィルターのお手入れをしないと
雑菌が繁殖しやすくなるため、こまめなお手入れやフィルター交換が必要です。
◉スチーム式
タンクのお湯を沸かし、その蒸気を放出するシステムです。
お湯を沸かすことで煮沸消毒されるので、放出される蒸気に雑菌が混じる心配がぐっと少なくなります。
ただし、お湯を使うので吹き出し口が熱くなりやすいため。
小さなお子さんやペットがいる家では、置く場所に注意が必要です。
◉ハイブリッド式
気化式にヒーターをプラスして、フィルターに温かい空気を当てて空気を放出します。
超音波式にヒーターをプラスしたタイプもあります。値段が高いことが多いです。
《クエン酸で掃除》
加湿器にはどうしても水垢がついてしまいますが、これはアルカリ性の汚れです。
水垢を効果的に落とすには、酸性の性質を持つクエン酸を使うのがおすすめ。
クエン酸を水に溶かして約5％のクエン酸水を作ります。クエン酸水でこすったり浸け置きをしたりすると、
簡単に水垢の汚れを落とすことができます。
気化式・スチーム式の加湿器には有効ですが、
超音波式・ハイブリッド式の加湿器は、クエン酸でお手入れすると
超音波を発生させる素子の傷み・劣化の原因となる可能性があります。
お使いの加湿器の取扱説明書を確認いただき、指定の方法でお手入れすることをおすすめします。
冬場は欠かせない存在となりつつある加湿器ですが、
加湿器の種類によっては雑菌が繁殖しやすく、こまめなお手入れが必要です。
正しく使えば、風邪予防にもなる便利アイテムですのでぜひ活用してください！
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