終活ー認知症への備えー|一般社団法人 星月
2026/01/28
こんにちは。
岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、
一般社団法人星月(せいげつ)です。
前回、「認知症」のお話をしたと思いますが、今回も「認知症」をテーマにお話ししていきたいと思います。
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となるといわれた2025年、認知症の高齢者数は約700万人に達し、65歳以上の7人に1人が認知症になると推計されています。さらに、軽度認知障害(MCI)などの予備軍を含めると65歳以上の4人に1人が認知症に関係する状態にあるとも言われており、認知症は誰にとっても起こり得る症状であり、無関係ではいられない深刻な社会課題です。
認知症は、年齢を重ねる中で多くの人にとって身近な問題となりつつあります。
65歳を過ぎると、誰でも認知症になってもおかしくないという現実があります。
そして、認知症が進行すると、今後のことを決定することが難しくなり、周囲の人々に負担をかけることにもなりかねません。財産の処分や遺言書の作成ができず、銀行口座が凍結される可能性も出てきます。また、本人の医療や介護に関する希望も、周囲にはわからなくなってしまうことがあります。そのため、認知症に備えることは、あなた自身と家族を守るための大切な終活となります。
認知症が進行すると起こる可能性のあるトラブル
認知症が進行すると、次のような問題が起こることがあります。
◆財産の管理ができなくなる
認知症が進行すると、銀行の通帳やキャッシュカードの管理が難しくなり、銀行口座が凍結される可能性があります。これにより、家族であっても自由に出金や支払いを行うことができなくなります。
また、配偶者居住権が設定されている場合でも、配偶者本人が認知症を発症すると、自宅を売却して介護費用に充てるといった判断が難しくなり、資産の流動化が困難になるという新たな問題も発生します。
◆遺言書が書けなくなる
判断力が低下すると、有効な遺言書を作成することができなくなり、望んだ通りに財産を分けられなくなります。
◆医療や介護の意思表示ができなくなる
延命治療や施設入所の希望を伝えられなくなり、最終的に家族が意思決定をしなければならなくなることがあります。
◆詐欺に遭うリスクが増える
高齢者は詐欺や悪徳商法のターゲットになりやすく、大金を無駄に使ってしまうことがあります。
認知症が疑われる兆候
次のような変化が見られたら、認知症の初期兆候かもしれません。
・日常的な記憶の欠落(最近の出来事や名前を忘れる)
・時間や場所がわからなくなる
・繰り返し同じ質問をする
・会話が続かない、言葉が思い出せない
・部屋が散らかり始めた
・物を置き忘れたり、物の所在がわからなくなる
・自分のことや他人のことを誤って認識する
・財布に小銭がパンパンに入っている(計算ができなくなり、札で支払い、小銭をためこんでしまう)
認知症は症状が一様に進行するわけではなく、本人の覚醒状態や環境の影響で症状が変動します。
時には記憶がはっきりしている時期と、混乱している時期を行き来することもあります。
また、認知症の診断時に緊張や不安で一時的に覚醒してしまい、本来の症状が見えにくくなることも少なくありません。こうした症状の波は、本人や家族、医療者にとっても判断を難しくし、対応を慎重にしなければならない重要なポイントです。認知症の理解には、こうした「変動する症状」の特徴を知ることが不可欠です。
認知症が疑われたら、まず相談したい窓口
早めの対応が、本人と家族の安心につながります。認知症が疑われたら、次のような窓口に相談してみましょう。
▼地域包括支援センター
高齢者の暮らしを支えるために各市町村に設置されている公的な相談窓口です。介護、医療、福祉、権利擁護などの分野にまたがる支援を、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどの専門職がチームで行っています。
「まだ介護保険を使うほどではない」「ちょっと気になることがある」という段階でも相談でき、認知症に関する不安や今後の備えについても、適切な窓口や支援につないでくれます。
▼オレンジドクター(認知症サポート医)
認知症に関する専門的な知識をもつ医師が、本人や家族、地域の医療・福祉関係者を支援します。地域包括支援センターを通じて紹介してもらえます。
一人暮らしや地方の暮らしでは目立ちにくい初期症状も、相談医が地域での架け橋となり、早期発見・対策への窓口となります。
▼認知症サポーター養成講座
地域で認知症の方とその家族を支える力として、「認知症サポーター」の存在があります。全国各地で行われている認知症サポーター養成講座では、認知症の正しい知識と接し方を学ぶことができます。
市町村の広報紙にもよく掲載されているのをみかけるのではないでしょうか?
「気のせいかもしれない」「加齢のせいだろう」「もう少し様子を見てからでも…」と、迷いや逡巡が生じやすいのが現実です。特に、本人が一時的にしっかりしていると、周囲も安心してしまい、対応が遅れるケースも少なくありません。しかし、その「様子見」が事態を悪化させることもあります。判断力が残っているうちにこそ、必要な手続きを行ったり、希望を確認することができるからです。認知症の初期対応が早ければ、症状の進行を遅らせたり、生活の質を保ちながら支援を受ける道も開かれます。
「もしも」の段階でこそ、相談することは決して早すぎることではありません。
長くはなってしまいましたが、今回も「認知症」について紹介しました。
認知症になると、できることが限られてしまいます。
だからこそ、「まだ元気なうちに」備えておくことが、あなた自身の安心につながり、大切な人たちを守ることにもなります。
「終活」は、死に向かう準備ではなく、“これからの人生をより良く過ごすための準備”です。
認知症への備えも、立派な終活になります。
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