エンディングノート｜一般社団法人 星月

こんにちは。

岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、

一般社団法人星月（せいげつ）です。

 

最近、『終活』という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、

「何から始めたらいいのかわからない」「いつ頃から準備を始めたらいいのだろう？」など、

疑問をお持ちの方もいると思います。

しかし『終活』は、思い立った時が始め時ではないでしょうか？

『終活』の第一歩としてオススメなのが、「エンディングノート」を書くことです！

「エンディングノート」は、万が一に備え、葬儀や介護など自分の希望をまとめて書いておくことで、

家族や周囲の人に思いを伝えるのにも役に立ちます。

今回は、「エンディングノート」について紹介したいと思います。

 

 

 

 

もしものためのエンディングノート（もしもノート・終活ノート）

最近では、たくさんのエンディングノート（もしもノート・終活ノート）が販売されています。

ノートの中身に多少の違いはありますが、自分のプロフィールから始まり、親族や知人などの連絡先、財産の状況、医療・介護、葬儀、お墓の希望と続き最後に相続の希望や残された方へのメッセージなどが書けるようになっているのが一般的です。

「重症になったら告知はしてほしい？」「どんなお葬式がいい？」「お墓はどこに入る？」などといった希望を１つ１つ書き込んでいくのが「エンディングノート」です。

誰でも突然の病気や事故で亡くなったり、意思疎通が難しい状態になる可能性があります。

「エンディングノート」は、もしものことが起きた時に自分の思いや希望を周囲に伝えるための大切な手段になります。

 

 

エンディングノートを書くメリット

「エンディングノート」を買ってきても、そのまま机などにしまい込んでいる方もいると思いますがそれでは意味がありません。

どの項目からでもいいので、書ける項目から埋めていくことが大切です。

一度に全部書く必要は無いですし、自分に必要のない項目は空白のままでいいと思います。

実際に「エンディングノート」を書いた人の感想として、「漠然とした不安が消え、気持ちが晴れた」「頭の整理ができた」などといったものがあります。

 

 

エンディングノートに書く項目

「エンディングノート」には、遺言書のような決まった形式はなく自由に書くことができますが、

大事な項目が漏れないように注意する必要があります。

書いておきたい項目としては、次のようなものがあります。

 

〇もしもの時の連絡先

・知らせてほしい人（氏名、住所、続柄、連絡先など）

・知らせてほしくない人（氏名、住所、続柄、連絡先など）

 

〇財産について

・不動産（所在、地番、建物番号など）

・預貯金（金融機関名、支店名、種類、名義人）

・株式/公社債（金融機関名、支店名、名義人、銘柄）

・生命保険/年金保険（保険名、保険会社名、連絡先、契約者名、被保険者名、保険金受取人）

・借入金/ローン（借入先、借入額、借入残高、毎月の返済、返済方法）

 

〇医療について

・病名の告知（例：病名も余命も告知してほしい/病名だけ告知してほしい/告知しないでほしい）

・延命治療、尊厳死（例：延命治療を希望する/希望しない、尊厳死の宣言書や事前指示書がある/ない）

 

〇介護について

・介護を受けたい人と場所（例：自宅で家族に/自宅でプロの手で/介護施設/家族に任せる/その他）

・介護の費用（例：預貯金/生命保険/家族に任せる/その他）

 

〇葬儀について

・葬儀の様式（一般葬/家族葬/一日葬/直葬/その他）

・戒名（すでにある/つけてほしい/いらない/家族に任せる/その他）

・葬儀の費用（預貯金/生命保険/家族に任せる/その他）

 

〇お墓について

・お墓を持っている場合（名所、所在地、連絡先）

・お墓を持っていない場合（お墓を持ちたい→希望する形/家族に任せる）

・お墓の費用（預貯金/生命保険/家族に任せる/その他）

 

〇遺言について

・遺言書（遺言書の有無、作成日、遺言執行人、保管場所）

 

 

 

遺言書とエンディングノートの違い

「エンディングノート」に法的拘束力はありません。

特に、遺産相続について希望がある場合は遺言書の作成が必要です。

 

●遺言書

・法的な拘束力がある

・あくまで死後に効力を発揮する

・作成方法や保管方法に決まりがある

・内容は基本的に遺産相続のことが中心

 

●エンディングノート

・法的な拘束力はない

・介護や医療の希望など生前から役に立つ

・作成方法や保管方法に決まりはなく自由

・内容は葬儀やお墓などの希望や、家族へのメッセージなど

・幅広く自分の思いを書ける

 

 

 

１人暮らしの人こそ、エンディングノートが必要

１人暮らしが増えている今、「エンディングノート」の重要性が高まっています。

１人暮らしの方は、自分が判断できない状態になった時に誰に判断を任せるかを決めておくことがとても大切です。頼れる家族・親族がいない場合には、日頃から信頼している相手と話し合い、その人に判断を委ねる旨を書いておきましょう。

 

 

自分の人生を振り返りながら「エンディングノート」を書くことは、

自分の「今」を見つめ直すことにもつながります。

もしもに備え、これからを安心して生きていくためにもまずは「エンディングノート」から書いてみませんか？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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