樒(しきみ)と榊(さかき)|一般社団法人 星月
2024/10/07
こんにちは。
岐阜県美濃加茂市で終活のお手伝いをしております、
一般社団法人星月(せいげつ)です。
みなさんは、お仏壇や神棚にはどんな植物を飾っていますか??
よく見かけるものに、緑の葉っぱの樒(しきみ)や、榊(さかき)があります。
似た感じだし、どちらを飾ってもいい・・・というわけではありません。
樒(しきみ)はシキミ科に属する常緑樹で、主に仏事に使われます。
榊(さかき)はツバキ科に属する常緑樹で、主に神事に使われます。
樒が仏事に使われる理由
①仏教のはじまったインドでは、泥の中に根を伸ばし、水面から美しい花を咲かせる蓮の花を
悟りの象徴として扱ってきました。樒は、蓮華の中でも青蓮華(しょうれんげ)と呼ばれるものと葉や花の形が似ていることから、仏教の儀式でよく使われるようになったと言われています。
②樒には、強い香りがあるとともに、根・葉・枝・花・実のどの部分にも毒性を持っています。
昔は土葬が一般的だった為、強い香りと毒性のある樒をおくことで、遺体の匂いを消したり、獣や虫を遠ざける目的があったと考えられています。
③樒には、水を腐りにくくする働きがあります。お墓や仏壇用の花束に樒が添えられているのには、
上記の仏教的な理由や浄化の目的の他に、水を清浄に保ち、花を長持ちさせるという意味もあるようです。
榊が神事に使われる理由
①榊という漢字は中国から伝わったものではなく、日本で生まれた漢字です。
由来には諸説ありますが、「神様と人間の境界にある木」の意味で、「境木(さかいき)」という言葉から転じたとする説があります。
②昔の人々は、先端のとがった植物が依代(よりしろ…神様が降りてくるもの)になり、その植物を介して神と交流できると考えていました。そのため、葉先がとがっていて、全国的に広く自生している身近な榊が神事に使われる事になったのではないか、とされています。
榊が手に入らない地方では、姫榊(ヒサカキ)や椿(ツバキ)や樒(シキミ)など、他の常緑樹を榊と呼び、神事に使用していたそうです。
見分け方
樒は、上から見ると放射状に葉がついており、香りもします。
葉は比較的柔らかく、少し波打ったような形をしています。
榊は、上から見ると平べったく、葉が枝の下の方から左右交互に並んでおり、同じ方向を向いています。
緑色も比較的濃く、香りはほとんど感じられません。
由来などは一概には言えませんので、一例としてお考え下さると幸いです。
花屋さんなど見かけたら、違いを実際に見てみるのも面白いかもしれません(^^)
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