お盆とは?|一般社団法人 星月
2026/08/05
こんにちは。
岐阜県美濃加茂市で日常生活のサポートや身元保証等を行っております、
一般社団法人星月(せいげつ)です。
前回のブログで、「お盆のお墓参り」について紹介しました。
今回は、少し被るところもあると思いますが、「お盆」についてお話をしたいと思います。
お盆の由来と成り立ち
お盆とは、ご先祖様を自宅にお迎えして供養する行事のことをいいます。
「お盆」は、仏教における「盂蘭盆会(うらぼんえ)」、または「盂蘭盆(うらぼん)」を略した言葉とされています。語源は、サンスクリット語の「ウランバーナ(=逆さに吊り下げられた苦しみ)」です。
盂蘭盆会は、その昔、お釈迦様のお弟子である目連尊者(もくれんそんじゃ)が、亡き母を救う話に由来しています。
なお、お盆は仏教の伝来によって取り入れられた風習ですが、日本各地には古来から夏時期には祖霊を祀る習慣があったとも言われています。
このような日本古来の風習と仏教の考えが混ざり合った結果、現在の日本におけるお盆は、家族や一族が集まり、ご先祖様や故人様を偲び、供養する行事として定着しています。
お盆の歴史
日本にお盆が伝わったのは7世紀頃とされ、仏教形式でお盆の法要が最初に営まれたのは、斉明天皇(さいめいてんのう)の頃の657年と言われています。
しかし、当初は朝廷が営む供養として位置づけられており、実際に民間に普及し始めたのは鎌倉時代に入ってからとされています。その後、室町時代には送り火の風習が現れ、江戸時代に入ると完全に庶民に定着し、僧侶が家々を回って棚経(お経)をあげるようになりました。
お盆の過ごし方
お盆の期間は、休みを利用して帰省したり自宅で過ごしたりと、様々な過ごし方があるかと思います。地域によっても様々ですが、ここでは一般的なお盆の過ごし方の一例をご紹介します。
【~お盆前日まで】
▼法要手配の準備
新盆(にいぼん)をお迎えするご家庭などでお盆法要を行う場合は、なるべく早くから日程を決めて、住職のご都合を確認しましょう。
お盆中はお寺も多忙で、希望している日にお願いできない場合もありますので、早めにご相談することをおすすめします。
▼お盆飾りの事前準備と飾り付け
お盆には、お盆提灯やキュウリ・ナスで作った牛馬など、お盆独自のお飾りをして故人様をおもてなしする風習があります。
1日で飾り終える必要はなく、できるところから少しずつ飾り始めても問題ありませんので、お盆の1週間前やお盆月に入ったタイミングなど、前もって準備を始めておくことをおすすめします。
▼仏壇とお墓の掃除
ご先祖様をお迎えする前に、お仏壇を綺麗に掃除しておきましょう。
お盆時期はお墓参りのお客様もいらっしゃることがあるため、可能であればお墓も事前に掃除しておくことが望ましいですが、難しい場合にはお参り当日にお掃除をする形でも構いません。お掃除の際は、雑草や落ち葉を取り除き、墓石についた埃や砂は水をかけて洗い、その後タオル等できれいに拭き上げます。
【13日迎え盆】
▼故人様のお供え
故人様へのお供えは、「五供(ごく)」と呼ばれる「香(お線香)・花・灯明(ローソク)・浄水(水)・飲食(食べ物)」の5つが基本です。いずれも普段のお参りでもお供えするものではありますが、お盆の時期には、精進料理やそうめん、果物など、いつもより盛大に食べ物をお供えする場合が多く見られます。
お料理をお供えする場合は、私たちの食事の前にさしあげ、私たちの食事が終わったタイミングでさげましょう。できればお盆期間中は毎日の朝昼晩にお供えしたいものですが、難しい場合には14・15日の中日だけでも問題はありません。
▼お墓参り
ご家族みんなでお墓参りに行きます。
お墓参りの日にちに絶対的な決まりはありませんが、「迎えは早く、帰りは遅く」と言われていますので、ご先祖様のお迎えの意味も込めて13日(お盆入り)の午前中が最も望ましいとされています。
▼迎え火を焚く
ご自宅の玄関先・庭先やお墓などの場所で「迎え火」を焚き、ご先祖様の霊をお迎えします。迎え火は、ご先祖様の霊が迷わずご自宅に帰ってくるための目印になるとされています。
▼盆提灯に灯りをつける
事前に用意しておいた盆提灯に灯りをつけましょう。
お盆飾りは、ご先祖様をにぎやかにお迎えするという意味があるため、お盆の期間中はなるべく提灯の灯明を絶やさないことがよいとされています。日中は消していても、夜のご家族が起きている間は提灯の灯りをつけておくとよいでしょう。
【14、15日(中日)】
▼故人様を偲んで会食
宗教、宗派に関係なく、親族や故人様と親しい方々を招いて会食をする場合が多く見られます。ご自宅や法要会館、御料理屋などで行うことが一般的です。
▼お盆法要
お盆の時期に行う法要は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とも呼ばれ、お寺様に伺うかご自宅にご住職を迎えて、読経をしていただきます。
お布施の明確な相場はありませんが、一般的には3~5万円程度とされています。
【16日(送り盆)】
▼お墓参り
地域にもよりますが、お見送りの気持ちを込めてお盆最終日もお墓参りに行きます。送りの際は夕方頃の時間帯が望ましいとされますが、施設によっては遅い時間帯のお墓参りはNGとされている場合もありますので、事前にご確認ください。
▼送り火を焚く
迎え火と同様に、ご自宅の玄関先・庭先やお墓などの場所で「送り火」を焚き、ご先祖様の霊をお見送りします。送り火は、ご先祖様の魂があの世へまっすぐ戻れるようお見送りのために焚くとされています。
▼お盆飾りの片付け
お盆飾りなどの片付けは、迎え火が終わった後すぐ(16日中)に行う形が多いですが、時間が遅くなってしまったなどの場合は翌日でも問題はありません。
長くはなりましたが、今回は「お盆」についてみてきました。
今回紹介したお盆の準備等は、必ずやらなければいけないというものではありません。地域や宗教のしきたりに習いつつご自身やご家族らしくご先祖様と向き合う時間を作ってみてください。
今回のブログが、みなさまのお盆の参考になればいいかと思います。
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