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お墓を持たない人が増えている?ー日本のお墓事情ー|一般社団法人 星月

お墓を持たない人が増えている?ー日本のお墓事情ー|一般社団法人 星月

2026/08/03

こんにちは。

岐阜県美濃加茂市で日常生活のサポートや身元保証等を行っております、

一般社団法人星月(せいげつ)です。

 

最近、「お墓はいらない」という声を耳にすることが増えたように感じます。
かつては「お墓を持つのが当たり前」とされていた日本ですが、その価値観は少しずつ変わり始めています。

背景にあるのは、少子高齢化や核家族化、そして「お墓を守る人がいない」という現実的な問題です。さらに、永代供養や樹木葬といった新しい供養の形が広がったことで、「必ずしもお墓を持たなくてもいいのでは?」という考えが一般的になりつつあります。

ただ、日本ではまだ「お墓=家族の象徴」という意識も根強く残っています。

つまり今は、“持つ派”と“持たない派”が共存する過渡期とも言えるでしょう。

 

お墓を持たない人は増えている?日本のお墓事情の現状

お墓を持たないという選択は、確実に増えています。

ただし、それが“主流”かというと、まだそうとは言い切れません。

▼墓じまいは年々増加している

近年、「墓じまい」という言葉を聞く機会が増えました。
これは既存のお墓を撤去し、遺骨を別の方法で供養することを指します。

背景には、管理できない・後継者がいないといった問題があります。
実際に墓じまいの件数は増加傾向にあり、社会的な変化を象徴する動きとも言えます。

 

▼それでも「お墓あり」がまだ多数を占めている

一方で、日本では依然としてお墓を持つ家庭が多いのも事実です。
特に地方や親世代では、「お墓は必要」という価値観が根強く残っています。

つまり現状は、“持たない人が増えているが、主流ではない”状態です。

 

なぜお墓を持たない選択肢が増えているの?

では、なぜここまで「お墓を持たない」という考えが広がっているのでしょうか。理由は大きく3つあります。

▼管理する人がいない問題(継承者問題)

最も大きな理由は、後継者不足です。

 ・子どもがいない
 ・子どもが遠方に住んでいる
 ・家族のつながりが薄れている

こうした状況では、お墓を維持すること自体が難しくなります。

 

▼経済的な負担が大きい

お墓は建てるだけで終わりではありません。

 ・建立費:100万〜300万円
 ・年間管理費:数千円〜数万円

このように、長期的な負担がかかるため、「そこまでして持つ必要があるのか?」と考える人が増えています。

 

▼価値観の変化(形よりも気持ち)

現代では、「供養は気持ちが大切」という考え方が広がっています。

 ・お墓がなくても手を合わせられる
 ・形にこだわらない供養

こうした柔軟な価値観が、「持たない選択」を後押ししています。

供養の形に対する価値観が「形より気持ち」へと変化する中で、お葬式そのものも、多くの人を招く形式から身内だけで静かに見送るコンパクトなスタイルへとシフトしています。

 

お墓を持たない人はどんな供養の形を選択しているの?

お墓を持たない人は、代わりにどのような供養を選んでいるのでしょうか。

ここでは、近年特に注目されている代表的な供養方法を、特徴や選ばれる理由と一緒に見ていきたいと思います。選択肢が増えたことで、自分や家族に合った形を選べる時代になっているのが大きなポイントです。

▼永代供養

寺院や霊園が管理を行う供養方法です。
後継者がいなくても安心できる点が人気の理由です。
また、定期的な供養も施設側が行ってくれるため、「きちんと供養されるのか不安」という人にも選ばれています。
費用も比較的明確で、子ども世代に負担を残したくないと考える人にとって現実的な選択肢となっています。

 

▼樹木葬

自然の中で眠るスタイルで、近年人気が急上昇しています。
「自然に還りたい」という考えと相性が良い供養方法です。
墓石を持たない分、費用を抑えられるケースも多く、環境志向の高まりとともに支持を集めています。
また、見た目が公園のように整備されている場所も多く、従来のお墓に対する「重いイメージ」が苦手な人にも選ばれています。

 

▼納骨堂

都市部で増えているのが、屋内型の納骨堂です。
アクセスの良さや管理のしやすさが特徴です。
天候に左右されずお参りできる点や、駅近など立地の良さも魅力となっています。
最近ではICカードで遺骨が自動搬送されるなど、現代的な設備を備えた施設も増えています。

日本でも納骨堂の需要が増えており、中には「マンション型」の供養施設も登場しています。こうした形は、都市部の土地不足やライフスタイルの変化に対応した、新しい供養の象徴とも言えるでしょう。

 

▼散骨

海や山に遺骨をまく供養方法です。
自由度が高い一方で、ルールやマナーへの理解も必要です。
自治体ごとのガイドラインや周囲への配慮が求められるため、事前にしっかりと確認することが重要です。
また、「場所として残らない」供養であるため、家族間での合意形成も大切なポイントになります。

 

それでも「お墓を持つ人」が多い理由

「持たない選択」が広がる一方で、なぜお墓を持つ人も多いのでしょうか。

ここには、日本ならではの文化や家族観、そして感情的な理由が複雑に絡み合っています。単に合理性だけでは割り切れない価値があるからこそ、今も多くの人が「お墓を持つ」という選択をしているのです。

▼先祖供養の文化が根強い

日本では、先祖を大切にする文化が長く続いてきました。
お盆やお彼岸にお墓参りをする習慣は、多くの家庭に根付いており、「ご先祖様を大切にする」という考え方は今も深く息づいています。
お墓はその象徴として、単なる遺骨の保管場所ではなく、家族の歴史やつながりを感じる場所でもあります。
そのため、「形として残したい」という思いが強く働くのです。

 

▼親世代の意向が強い

「自分たちの代ではお墓を残したい」という考えも多く見られます。
特に親世代にとっては、「お墓を持つこと=家を守ること」という意識があるケースも少なくありません。
そのため、子世代が「持たない選択」を考えていても、家族の意向を優先せざるを得ない場面もあります。
家族間での価値観の違いが、判断を難しくしている面もあり、話し合いの重要性が増しているのが現状です。

 

▼心の拠り所としての役割

お墓は単なる場所ではなく、「会いに行ける場所」としての役割もあります。
例えば、何か悩みがあったときや人生の節目にお墓参りをすることで、気持ちが落ち着いたり、前向きになれたりする人も多いでしょう。
目に見える“場所”があることで、故人とのつながりを実感しやすくなるのです。

このような心理的な価値は、永代供養や散骨といった新しい供養方法では完全に代替しきれない部分でもあります。
だからこそ、「効率や合理性だけでは決められない」という人が多く、結果としてお墓を持ち続ける選択につながっているのです。

 

日本でも「お墓不要」が主要になるの?

結論から言うと、今すぐ主流になることはないが、確実に広がっていくと思います。

ただし、この変化は“急激に一気に”というよりも、世代交代やライフスタイルの変化に合わせて、ゆっくりと進んでいくタイプのものです。社会全体の価値観が更新されるには時間がかかるため、「気づいたら当たり前になっていた」という形で浸透していく可能性が高いです。

▼急激には変わらない理由

 ・文化や習慣はすぐには変わらない
 ・親世代の価値観が影響する
 ・家族単位での意思決定になるため時間がかかる
 ・「何が正解か分からない」という不安が残る

こうした理由から、一気に変わることは考えにくいです。

特にお墓の問題は、個人の判断だけでなく家族全体の合意が必要になるケースが多く、意思決定のスピードが遅くなりやすいのも特徴です。また、「周りがどうしているか」を気にする日本的な価値観も、変化を緩やかにしている要因の一つと言えるでしょう。

 

▼これからの変化の方向性

今後は次のような流れが予想されます。

 ・コンパクトな供養(納骨堂・共同墓)
 ・個人単位での供養(家単位から個人単位へ)
 ・「持つ・持たない」を自由に選ぶ時代
 ・オンライン供養やデジタル追悼など新しい形の登場

特に注目されるのは、「選択の自由」が広がる点です。

これまでは“持つのが当たり前”だったものが、“選んでいいもの”に変わることで、人それぞれの価値観に合った供養が可能になります。

つまり、「お墓があるかどうか」ではなく、
自分に合った供養を選ぶ時代”へと変わっていくのです。

これは単なる形式の変化ではなく、「供養の考え方そのもの」が変わっていく流れとも言えるでしょう。

 

 

 

お墓を持たないという考えは、確実に広がっています。
ただし現時点では、“主流”というより「新しい選択肢」として定着し始めた段階です。

これからは、「持つべきかどうか」ではなく、無理なく続けられる供養の形を選ぶことが重要になっていくでしょう。

時代が変わっても、「大切な人を想う気持ち」そのものは変わりません。

だからこそ、形式に縛られすぎず、あなたや家族にとって納得できる形を選ぶことが、これからの供養のあり方なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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